おやゆびひめ

お出かけカメラ
06 /14 2014
アンデルセンの童話「おやゆびひめ」。
大人になって改めて読んでみると、子どものときの記憶とかなり違う印象を受ける。
「めでたしめでたし」で終われるほど、物語は単純ではなかったのだ。


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わたしはどうも主役より脇役、それも悪者扱いされやすいモグラやオオカミや魔女の物語が気になるようだ。
「おやゆびひめ」でも一番気になるのは「モグラの気持ち」。
ヒキガエルやコガネムシはおやゆび姫が「可愛いから」お嫁さんにしたがったり、連れ去ったりした。
でも、よく目が見えなかったモグラは、見た目で恋をしたのではない。
おやゆび姫に何度も歌を歌わせたのはなぜだろう。
モグラは、おやゆび姫のなにを好きになったのだろう。
自分は暗闇も平気だが、野ネズミやおやゆび姫のためにトンネルを照らしてやるなど、気がきいている。
そんなモグラだから、おやゆび姫が結婚を嫌がり毎日泣いていたことなど、きっと知っていただろう。
モグラの気持を思うと、きゅっと胸が切なくなるわたしだ。

4月のチューリップの撮影会に参加して下さったみなさんの写真を集めて、スライドショーを作っていただいた。
集まった写真はどれも素晴らしくて、わたしのイメージはどんどん膨らみ、オリジナルストーリーができてしまった。
同じ場所で、同じ光で、同じテーマで撮影したのに、ひとりひとり違う作品。
一枚一枚違う写真。
新しいおやゆび姫の世界を、ぜひ見て聴いてください。


わたなべもも

いつも夢みたいなことばかり考えているから、ふわふわした日常ですが、現実は受け入れるべきと立ち向かってもいるのです。