1回やってから決めてもいい

手話
06 /15 2012
手話繋がりで、話がすこし戻ります。
はーとふるはんど5月の公演で、初めて手話通訳を経験させてもらったこと。


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人には、向き不向きがあります。
例えば私は、ピアノを初見で弾いたり、アドリブを入れたりするのは苦手です。
たぶん、頭の回転が遅いので、瞬時の思考や判断が出来ないのです。
けれども、長い時間をかけてひとつのことをずっと考えるのは得意です。
それはもう、周りの人が呆れるくらい。
飽きないのです。
まあ、「とろい」とも言います…。
だから、ピアノは暗譜するまで練習して、そこからやっと自分の感情をこめて弾くのが楽しくなってくる…そういうタイプです。
考えてみれば、作詞もおはなしも写真も、ずーーーっと考えたその先に、やっと何かが見えるというやり方です。


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通常の手話通訳というのは、瞬時に言語を変換して伝えるという、私の苦手分野。
手話講習会の勉強は辛くて、おいてきぼりばかりだった記憶があります。
なので、手話通訳をと言われたときはもう…っ(涙)。
でも、周りの方々にすべてホローしていただき、たどたどしいながらも恐れていた「フリーズ状態」にだけは陥ることなく、なんとかやっと終えることができました。

思えば劇の通訳というのは、もう内容が決まっていますから、何度も練習して覚えることができたのです。
ピアノ曲の暗譜と同じです。
そして役者さんの演じる台詞には、豊かな感情があります。
お堅い講義の通訳とは違って、とても楽しいのです。
「手話通訳の役を演じる」ことができるのです。


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今まで苦手だと思っていた手話通訳。
でも、こういう形ならできるかも…。
だから、どんなこともやる前から決めないで、1回はやってみてから決めてもいいんじゃないかな~と思います。
声をかけてくださるというのは、ご縁があるということだし。
向いていないと思っていたものが、案外楽しいものだったりするかもしれません。

それにしても、今回の通訳が花丸だったわけではありませんよ。
反省だらけであります。
まして本当の通訳者というのは、毎回ぶっつけ本番!
とんでもなくレベルの高い神業!
やっぱり私にはムリムリの世界です。

わたなべもも

いつも夢みたいなことばかり考えているから、ふわふわした日常ですが、現実は受け入れるべきと立ち向かってもいるのです。