気仙沼

つぶやき
07 /11 2011
一日ボランティアで宮城へいってきました。


唐桑1


移動手段もなく、寝袋や食料を持っての本格的なボランティアは出来そうになく、かえって足手まといになってしまいそうな私。
けれど、どうしても被災地へ行ってみたかったのです。
そこへ行かなければわからないことがある気がしたのです。
そして、2泊3日のバスツアーを選びました。


かわらの撤去



どこへ行って何をするかは、当日にならなければわかりません。
バスで宮城に移動するのに7時間ほどかかってしまいます。
被災地近郊は自治体やボランティアの方々ですでにいっぱいということで、海から3時間ほど離れた鳴子温泉に宿泊。
次の日、RQというボランティア団体と一緒に気仙沼の唐桑(からくわ)というところへ行くことになりました。


折れた電柱と青空


やったことは、重機が入れないところの瓦礫の撤去作業とカキ養殖のお手伝いです。
女性が細かなガレキまでひとつずつ集めて1輪車に乗せ、男性が1輪車をトラックが入れる場所まで運びます。
カキは、種ガキを縄にひとつずつ挟み込んで、最後は漁師さんと一緒に船に乗り、海に吊るす作業のお手伝い。
はじめてやることばかりですが、教えてくださるので誰にでも出来ます。


川に船


養殖していたカキは、すべて流されてしまったそうです。
ですが、松島にまだ種ガキが残っていたので、時期的にはもうギリギリだけれど、やってみることにした…と。
この日は良いお天気のすこんとした青空で、海からの風が気持ち良くて。
海は…とても穏やかできれいでした。
けれど振り向くと、ぺしゃんとつぶれたままのお家や、ぐにゃりと折れた電柱や、一見無事に見える家と裏山の間に挟まった横倒しのお家など、たくさんの現実がありました。
まだまだ人の手が足りない、まだまだやることがたくさんある、と思いました。

一方で、被災地の方々がもう前を見ていらっしゃるのだということも感じました。
「来年の秋には、今日のカキが育っているから、また食べに来て。」と言っていた漁師さん。
海の男のかっこいいパワーが満ち満ちていたなあ。
わたしはすべてを見たわけではなく、ただ一か所の一点に触れただけです。
被災地の現状によっても大きく違うのかもしれない。
けれど、頑張る場所がちゃんとあることは、福島から避難されていた方々との大きな違いだ感じました。


巨釜


トイレは海岸から車で5分の「巨釜(おおがま)」の公衆トイレを借ります。
ここのドライブインが唐桑のボランティアセンターにもなっているようです。
すごくきれいなところでした。


巨釜2


30人ほどのツアーで、年齢は私がちょうど真ん中くらい。
女性のほうが少しだけ多かったかな。
ひとりで参加している人も多かったです。
長靴やマスク、ゴーグル、軍手、帽子、かっぱなどは各自が持参しました。
少々お客様になってしまうのは否めませんが、現地でお金を使うのも復興のひとつとか。
鳴子温泉、いい温泉で、ご飯もおいしかったです。
たった一日のボランティアでバリバリ筋肉痛になってしまった私を元気にしてくれました。
行く前は「匂いがすごいらしい」とか、「ハエがすごい」とかいろんな噂を耳にしましたが、匂いは全くなし。
ハエは確かにいますが、人には一切寄ってきません。

今回一番感動したのは、宮城の緑の美しさです。
どこもかしこもあふれるような瑞々しい勢いで、もりもり茂っていました。
杜の都…さすがです。
東京に戻ってコンクリートの街を見たとき、そこにわずかな緑を見たとき、「元気ないなあ~」と思いました。
こんな時でさえ、宮城の自然に癒されていたのです。
今回は写真を撮りに行ったのではないのですが、いつかちゃんとカメラ持って、美しい宮城を撮りにいこうと思います。

そして、ずっとやりたかった写真洗浄のボランティア。
東京でも出来るようです。
羽田吉祥寺鶴見など。
これ以上時間が経つと侵食が進んでしまうので、この夏が勝負だそう。
わたしもできる範囲で参加します。

わたなべもも

いつも夢みたいなことばかり考えているから、ふわふわした日常ですが、現実は受け入れるべきと立ち向かってもいるのです。