怖かったですね

つぶやき
03 /12 2011
この日はわたしにとって、すごく大事な日だったんです。
20年振りに会う教え子ちゃんたちとの再会の日。
どんな素敵な大人になったんだろう…。
もう遠足前の子どもみたいに、ずっとどきどきして、眠れない前夜で。

乗り換え駅の電車を降りたとたんでした。
停電したかと思うと、大きな揺れ…。
立っていられなくて、怖かったです。

その後電車は全面ストップ。
それでも、待ち合わせ場所になんとしても行かなくちゃと焦っていました。
情報がないし、携帯は繋がらないし、余震は続くし。
うろうろするばかりで4時間…。携帯の充電も切れる…。
もうわたしは大人なのに、知らない街で、どうしていいかわからなくてただうろうろ。
電車はついに動かないし、バスもタクシーも100人以上の行列で、並んでいたってまったく進まないし、吹きっさらしの寒さ(この日に限って薄着)と、立ちっぱなしの足腰に、ついにこの日帰ることを諦めて、近くに見えたカラオケボックスへ行きました。


ちょっと古いビルで心配だったけれど、暖かくて、座れて、ご飯も食べれる。
でも…余震のたびにゆらゆら。
その時、全然そんな気分じゃなかったんだけれど、取りあえず目の前の歌本を開いて、1曲入れてみました。
第一声を発したとき、「あ…。」と思いました。
なんだろう、あの感じ。
もやもやでぱんぱんに膨れた心から、何かがすうっと抜けていく感じ。

「みんなで歌って乗り切りました」ってよくききますよね。
その気持ちがすごくわかりました。
こんな時こそ、歌。
どんな情報よりも、歌。なのかもしれません。

それからひとりでずううっと歌い続け、ゆらゆらしていても、怖い時ほど歌い続けて7時間…。
帰りに渡されたレシートに、歌った曲名がずらりと印刷されていて、数えたら63曲!!
…記録です。

無事帰宅して、初めてニュースを見て、あまりの酷さに驚きました。
心細い夜を迎える方々が、どうか少しでもゆっくりと眠れますように。

わたなべもも

いつも夢みたいなことばかり考えているから、ふわふわした日常ですが、現実は受け入れるべきと立ち向かってもいるのです。