月下美人

ちらっとお部屋
08 /15 2009
その日は、突然訪れました。


月下美人1


株を分けていただいてからもう3年…。
ひょろりと背の高い鉢は不安定で、強風に何度も倒れ、わかめのような葉は相当に痛んでおり、ひっそりとベランダの隅に置かれ、目に付いたとき、わずかな水をやるばかりでした。


月下美人2


枯れたような葉の先に、ぶら下がる小さな蕾を見つけたときは驚きました。
花の名前を忘れていたほどでした。


月下美人3


昨夜、湿気の多さにクーラーをかけ、締め切ったままのベランダがどうしても気になり、ふらりと外に出ると甘い香り。
けれどわたしは、なかなか気づかない。
真後ろの月下美人に呼ばれていることを。


月下美人4


すぐ横のあさがおの葉を触るわたしを、あと90度振り向かせるために、月下美人はどれほどのパワーを使ったことでしょう。
見つけたときの驚き…。
そこだけ、ほんのりと青白く光って見えました。


月下美人5


たった一夜しか咲かない花。
その夜私が気づかなければ、二度と会うことはなかったのです。
わたしを呼んでくれた花が愛おしくて、愛おしくて、夜中写真を撮っていました。


月下美人6


横顔も素敵。
手のひらを広げたほどの大きさで、透き通るような白で、真正面からの姿はコサージュのようです。


月下美人7


甘い香りに包まれて、花と心が通じたような時間を過ごしました。
翌朝、羽根をたたむようにそっと萎んでおりました。


*主治医Rちゃん先生の診察と、大手術のお蔭で、我が家のパソコンは見事復活いたしました。
Rちゃん、本当にすごい!!本当にありがとう。
ご心配いただいた皆様にも、ありがとうございました。

また写真が載せられて、嬉しい!
みんなと繋がって、嬉しい!




わたなべもも

いつも夢みたいなことばかり考えているから、ふわふわした日常ですが、現実は受け入れるべきと立ち向かってもいるのです。