手放す

つぶやき
03 /13 2009
子供向けの野外イベントに参加してきました。
そこでは「だいじ」について考えてみようという試みを、自然の中で行っていました。


路地裏の猫



日本ネイチャーゲーム協会のチームリーダーが中心になって、子どもたちが公園で見つけた(拾った)「自分の好きなもの」を、なぜ好きか、どんな風にステキかなど、どんどん引き出していきます。
そのうちに、その子にとってその一本の棒が、ちいさなどんぐりが、かけがえのない大切な宝物になっていきます。

「こんなにステキなものを見つけた!」
自分たちの宝物をみんなで見せっこして、褒められて、とても誇らしげ。
けれど最後に、「でも、これはこの公園の「だいじ」なものだから、元のところに返してこようね。」といわれます。

そのとき、子どもたちの顔には一様に困惑した表情が浮かびます。
「こんなに大事なのに…。」
けれど、自分にとって大事なものが、公園の植物にとっても、そこに住む虫たちにとっても、とても大事なものだという紙芝居を、さっき見たばかりのみんなは、そっとその手を離します。

「だいじなものを、手放す。」

そのときのせつない気持ち。そのときの小さな勇気。
そんなものをきっと胸のどこかに刻んだはずです。

思いで深いイベントでした。

わたなべもも

いつも夢みたいなことばかり考えているから、ふわふわした日常ですが、現実は受け入れるべきと立ち向かってもいるのです。